ゴールデンウィーク明けに襲ってくる五月病
五月病とは?!
4月から新しい生活に入った人が、かかりやすい一過性の心身症のことを五月病と言います。
緊張の毎日から少しの間解放されるゴールデンウィークを終えたあたりから増えてくるようですね。
身体がだるかったり、疲れやすい、何もする気にならない、眠れない、食欲もないなどの様々な症状が現れます。
学生や新社会人だけでなく転勤や転居、子供関係で新しい親同士の付き合いが発生している人など実は誰にでも発症しうる病気です。
五月病は比較的若い世代に多く発症すると言われていましたが、近年では中高年も増加傾向にあるそうです。新しい環境に適応できないことにより起こるといわれていますが、人によっては放っておくと症状が悪化してしまい、長期に普通の生活が送れなくなる場合があるので注意が必要です。
「五月病」は正式な医学用語ではありません。
五月病の症状がみえたら
五月病は特に几帳面でまじめな方や人の言うことや頼まれごとに「嫌だ」と言えずに色々なことを引き受けてしまうといったタイプの人がなりやすいと言われていますので、身近な人の性格を考えて日ごろから気を付けてあげましょう。
身近な人が五月病!周りはどうすればいい
- 話をよく聞いてあげましょう
まずはじっくり話を聞いてあげる時間をつくりましょう。
何気ない会話の時間を持つことで自然と悩み事を打ち明けやすい雰囲気を作ることが出来ます。
何かあったの?など直接的に問いただすようなことはやめましょう。 - 規則正しい生活をサポートしてあげましょう
五月病は生活習慣の乱れが起因だったり、悪化の原因にもなります。
睡眠不足や栄養の偏りなどが起こらないようにビタミンミネラルが不足しないようにサポートしましょう。
いつもの時間に起きてこない場合などの声掛けをすることも重要です。
睡眠時間の確保のために食事、入浴の時間を早めに準備するなども効果的です。
ゆっくり湯船に浸かり体温をあげるようにしましょう。 - アロマなどでゆったりとリラックスできる環境を作ってあげましょう
アロマにはリラックスや心身のバランスを整える効果があります。
入浴時や睡眠前に活用することで不安や緊張がほぐれて寝つきが良くなったり、安眠をサポートしてくれます。
五月病チェックリスト
- 乗り物に乗るのが苦痛に感じる
- 電話やLINEがあってもすぐに返信しない
- 起きた時に身体が重く感じる
- 自分に自信が持てなくなった
- 身近な人に八つ当たりしてしまう
- 歯磨きや身だしなみを整えなくなった
- 朝なかなか布団から出られない
- トイレに長時間いてしまう
- 他人が自分のことを馬鹿にしているように思える
- 自分が必要とされていないように感じる
上記リストに4つ以上当てはまるようなら要注意です!
アロマレシピ 1⃣
オイルで芳香浴~五月病 不安・心配
エッセンシャルオイル 植物の良い香り
- ゼラニウム (花・葉) 自律神経のバランスを整える 2滴
- ベルガモット (果皮) リラックス、不安緊張の緩和 1滴
- ラベンダー (花・葉) 鎮静、抗うつ 1滴
緊張を和らげるゼラニウム。心に対して鎮静と高揚の作用があるベルガモット。
精神のバランスを整えるラベンダー。この3種類のオイルをオイルウォーマーに
垂らし、キャンドルで温めます。お部屋に心地よい香りを拡散させましょう。
お休み前におすすめのアロマレシピです。
心療内科へ相談する
多くの場合は時間の経過とともに回復に向かっていくでしょう。
しかしながら、コロナウィルスによる孤独感の増強など過去の情報が役に立たない場合が増えています。
笑顔が消えるなど症状の悪化がみられたり、いっこうに回復が見られないなど心配がある場合は
心療内科の受診をしてください。
手遅れになると本格的なうつ病に移行してしまうことがあります。
うつ病は自分の存在を否定してしまう怖い病気です。迷っているなら先ずは受診をおすすめ致します。